(10/30Thu 14:50 @ビッグレイクAコート)
草津東 11−0 彦根東


シード校の登場した昨日の2回戦。4年ぶりの選手権出場を狙う草津東は、ビッグレイクで彦根東と対戦しました。遅くなりましたが、簡単に試合リポートです。
彦根東は1〜2年生のみのメンバー編成のため実力は未知数ながらも、2007年初頭の新人戦でベスト4に入った実績もある侮り難い相手。もちろんそのときのメンバーは残っていませんが、今回草津東に一泡吹かせようとモチベーションは高いと予想されます。
迎え撃つ草津東は怪我人も復帰しこの大会にベストの状態で臨む。先月のプリンスリーグ出場決定戦まではチームとしての完成度はまだまだでしたが、今月に入り練習試合で関西の強豪チーム相手になかなかの仕上がり具合を見せていたようで、今大会に期待が膨らみます。

試合は序盤から草津東が主導権を握ります。開始早々から相手陣内に攻め込んでいきチャンスを量産しました。先制点は5分、ゴール前でボールを受けた上坂選手が決め幸先よくスタートします。その後も思い描いたとおりに試合を展開させていった草津東。17分に大谷選手からのスルーパスを受けた渡辺宏選手のシュートが決まり2点目。19分には佐薙選手、23分には木村選手が決めて早くも試合を決定付けました。
草津東は個人の突破に頼るだけではなく、グループで相手を崩す形がたくさん見られました。中盤でのボールの回しからサイドへの展開。そして相手陣内を深くえぐって中央に折り返す。非常にスムーズな流れが披露できていました。あえて注文を付けるならフィニッシュの精度ぐらいか。ほぼ文句なしの前半は終了間際に西村選手がさらに1点を追加。合計5−0とし終了します。

何人かメンバーを入れ替えて臨んだ後半。前半同様に彦根東を圧倒していきます。49分、左サイドからの西村選手が強烈な一撃を見舞うと、その後も加点。ドリブルからの攻撃あり、セットプレーからの得点あり、八木選手の豪快な直接FKありと、存分に草津東の良さが発揮されました。
こういう大差のつく一方的な試合では緩みかけたプレーが出てしまいがちですが、キャプテン・北川選手を中心にすかさず叱咤の声が飛ぶ。もちろんそれだけではなく、いいプレーが出たときには互いに称えあうなど、今まで以上にチームとしてまとまったように感じました。この選手権に賭ける選手の意気込みが十分に伝わってくる内容でした。
終わってみれば11−0。(僕個人としては)ちょっと不気味だった彦根東相手に見事な完勝。素晴らしいスタートを切ることができました。


早くも明日には3回戦です。相手はPK戦で伊吹を下した甲西と対戦します。甲西は前線の技術とスピードを活かした攻撃力が自慢のチーム。1回戦の滋賀学園戦でもその片鱗を見せてくれました。
草津東としても初戦のような余裕を持った戦いにはならないと思いますが、しっかりとした準備とモチベーションで戦えば、結果は付いてくると思います。優勝へ向かって一歩ずつ進んでいっていってほしいと思います。
頑張れ、草津東!

▲試合終了後の選手挨拶

▲草津東ベンチの後方から虹が

▲今年は「翔」