◆全国高校サッカー選手権滋賀大会準決勝
(11/8 Sat 12:05 @皇子山陸上競技場)
草津東 0−3 野洲

選手権予選準決勝。会場は、ここ数年、草津東にとってはつらい思い出の舞台となっている大津市・皇子山陸上競技場。今年こそはリベンジを果たそうと優勝候補No.1の野洲に挑みましたが、残念ながら0−3の敗戦。再び皇子山で夢はついえました。
[草津東スターティングメンバー]
上坂(11) 木村(9)
西村(7) 渡邊宏(8)
大谷(6) 渡邊淳(5)
西ア(12) 林直(4) 北川(3)* 佐薙(2)
林慎(1)
野洲は今大会ダントツの優勝候補。そして初戦から大量得点かついまだ無失点で勝ち上がってきていることもあり、草津東としても厳しい展開が予想される中でのスタートとなりました。
開始数十秒、いきなりピンチが訪れる草津東。まずは左サイドを破られる。これは右に流れていきますが、そこからクロスを許す。最終的にはGK林選手がキャッチするものの、野洲の攻勢に肝を冷やします。その後も流れは野洲。10分過ぎには、オフサイドの判定で無効となったもののゴールネットを揺らされてしまうなど野洲の強さに劣勢を強いられる状況です。時おり草津東にもチャンスが訪れるものの、その多くは単発に終わります。
すると22分、ついに失点。左サイドに走りこまれた野洲のエース・坂本選手にロングボールが渡ると、そのままPA内侵入を許します。北川選手が対応しGK林選手も飛び出ますが、鋭い切り替えしとそこを見計らったループシュートという坂本選手の巧みな技にやられました。
意気消沈しかねない草津東でしたが、30分過ぎからペースを掴みます。多くの選手を経由したパス回しから最後は佐薙選手がシュート。さらにはゴール前で大谷選手から上坂選手へ決定的なパスが渡りそうになるなど、リズム良く攻撃を展開していきました。しかしなかなか野洲のゴールを割ることができず、そのまま0−1で前半を折り返します。
後半から草津東はFW木村選手に代えスーパーサブ・吉田選手を投入。いち早く同点に追いつこうと積極的な姿勢を見せます。その吉田選手のドリブルを中心に果敢な攻めを見せる草津東でしたが、10分、坂本選手に追加点を許してしまい0−2。そのあと草津東の攻撃。右からのクロスを、ゴール前、フリーで待ち構えた西村選手がヘディングシュートを放つもバーを越えてしまいます。逆に14分、再び坂本選手に得点を許し0−3となると、もう後がなくなります。
20分ごろに吉田選手のミドルシュートがポストを叩くなど惜しいシュートがあったものの、その後はゴール前に迫るのが精一杯という状況。10番・梅景選手、1年生のFW吉川選手を投入し何とか打開しようとするも大きな効果を得られるまではいきません。そのままの状態で刻一刻と終了時間が近づいていく試合。敗戦が濃厚になりますが、キャプテン北川選手を中心に最後まであきらめずに互いに鼓舞し続け、1点でも返そうと意地を見せます。しかし、3分のロスタイムを終えると無情のタイムアップ。今大会に終わりを告げる笛が吹かれました。

3年生としてはこの試合がラストゲームとなってしまいました。彼らには本当にお疲れ様と言いたいです。今年は県内主要3大会にて、ついにベスト4の壁を越えることができませんでした。名門であるがゆえ、その結果に対して風当たりの強さもあったことと思います。そんな中でも最後の大会に賭ける意気込みは初戦の彦根東戦からこの野洲戦に至るまでひしひしと伝わってきました。結果は準決勝敗退という残念なものになりましたが、気持ちの入ったプレーひとつひとつに感動し楽しませてもらいました。本当にありがとうございました。
これからそれぞれが異なる道を進んでいくと思いますが、草津東での経験を活かして大きく羽ばたいていってほしいと思います。草津東の誇りを忘れずに頑張ってください!
そして、1、2年生は来シーズンこそ全国出場という目標を達成できるよう、より一層強くなってくれることを期待しています。もうスタートは切られています。草津東の名をまた大きくとどろかせられること、願っています。頑張れ、草津東!
(なんか、上手く言葉が見つからなくてすいません。。。試合のことも含めて書きたいことはもっとあったはずなんですが、なかなか筆が進まない…というかキーボードが打てない。また日を改めて書ければと思います。)